本塁打王は逃したものの、二刀流で充実したシーズンを送った大谷翔平
本塁打王はならず……
セパともに優勝争いが白熱している。セは
ヤクルトと
阪神、パは
オリックスと
ロッテ、このどちらかになりそうだが、もしかするとこの号が発売されるころには優勝チームが決まっているかもしれない。ヤクルトとオリックスの優勝となれば、両チームともに前年最下位からのVだから、たいしたものだ。私を含めて開幕前、この2チームを優勝と予想した評論家はいなかったのではないか。多くはセは
巨人、パは
ソフトバンクだったと思う。
さて、今回は大谷翔平(エンゼルス)だ。メジャー4年目、今季の二刀流での活躍は素晴らしいの一語に尽きる。投げては先発投手として23試合に登板して9勝2敗、防御率3.18。130回1/3を投げて156奪三振。打っては46本塁打に100打点。打率こそ.257と低かったが、103得点に26盗塁を記録している。まさに打って、投げて、走って、守って、滑ってと、一人ですべてを成し遂げた。こんな選手は世界中のどこを探しても見当たらないだろう。
大谷が所属するエンゼルスはア・リーグだが、もちろんシーズンMVPの最有力候補だ。発表は間もなくであり、そうなればとても名誉なことだと思う。まず間違いないし、大谷以外の選手が選ばれたら、そちらのほうが驚きだ。ただ・・・
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