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“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

張本勲コラム「チームを率いる監督は責任重大な仕事。私も4度に及ぶ監督の要請があったが、すべて実現までには至らなかった」

 

野球評論家時代の筆者。監督要請は4度もあった


球界の七不思議


 日本代表監督に今季まで日本ハムで指揮を執っていた栗山英樹が就任することになった。任期は2023年3月に開催予定のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)までのようだが、日本代表のために頑張ってもらいたいし、栗山監督ならやってくれるだろう。愛弟子でもある大谷翔平(エンゼルス)の招集も含め、いろんな意味で期待している。勝負強く、ファンに愛されるチームを作り上げてもらいたい。

 監督と言えば、日本のプロ野球では新監督が3人誕生した。セ・リーグは中日立浪和義監督、パ・リーグはソフトバンク藤本博史監督と日本ハムの新庄剛志監督の2人だ。監督の一番の仕事はチームを勝たせることだから、現時点で私が言うことは何もない。彼らの評価はペナントレースが始まってからになる。プロは結果がすべて。新監督の3人もそれは十分に分かっていることだろう。1年目から勝負だ。

 さて、監督の話が出たところで今回は私にまつわる監督の話をしよう。もはや私のところに監督の要請は来ないだろうが、実は過去には4度の要請があった。私が一度も監督になっていないのは「球界の七不思議」のようだが、監督になれなかったのではない。ならなかったのだ。

 最初に要請されたのはロッテで引退するときだったが、その前に触れておきたいことがある。このコラムで何度も書いたが、私が初めて首脳陣の仲間入りをしたのは・・・

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“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

球界きってのご意見番として活躍する野球評論家の張本勲氏が週刊ベースボールで忖度なしの喝を発信。球界の未来を考えた提言を展開する。

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