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“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

張本勲コラム「離脱者が多いのが影響しているのだろうが、セもパも決め手に欠ける状況が続いている。両リーグとも混戦のペナントレースに期待」

 

今後の巨人のカギを握る大勢。抑えとしてシーズンをまっとうできるか[写真=BBM]


G大勢はあっぱれだ


 ペナントレースも2カ月を消化し、間もなく交流戦も終わるとなれば、折り返し地点に入ってくる。勝負はどの道、後半戦からだが、どのチームも少しでもいい状態で後半戦を迎えたいところだろう。特に借金を抱えて下位に沈んでいるチームだ。借金を1つでも減らし、まずは5割到達が現実的な目標になる。借金を抱えているうちは優勝争いの資格はないということだ。

 セ・リーグはAクラスとBクラスが分かれてしまった感があったが、状況が変わってきた。1週間もすればさらに変動はあるかもしれないが、ヤクルト、巨人が上位2強で、広島中日DeNA阪神が競り合っている。

 序盤戦の戦いぶりを見て巨人が抜け出すかと思っていたが、そうはならなかった。若手投手陣が勝てなくなってきたのと、坂本勇人吉川尚輝らの戦線離脱が響いている。特に坂本の離脱は大きな要因だ。主力選手の欠場は若手の欠場とはわけが違う。チームの士気が落ちるのだ。相手チームも敵の主力が不在となれば、これほど戦いやすいものはない。故障は仕方がない部分もあるが、坂本にはチーム浮上のためにも早急に復帰してもらいたい。

 巨人で言えば、ルーキーながら抑えとして頑張っているのが大勢だ。ここまでの活躍はあっぱれとしか言いようがない。新人王の筆頭候補とも言えるが、問題は・・・

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“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

球界きってのご意見番として活躍する野球評論家の張本勲氏が週刊ベースボールで忖度なしの喝を発信。球界の未来を考えた提言を展開する。

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