週刊ベースボールONLINE

“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

張本勲コラム「新監督は自分の色を出したがるものだが、自己満足に終わってしまうことが多い。チームを勝利に導くことだけを追求せよ!」

 

阪神は岡田監督が再登板。2008年に辞任してから15年ぶりの復帰となる[写真=佐藤真一]


4球団で監督交代


 日本シリーズが終了し、今季の戦いがすべて終了した。最後まで戦ったヤクルトオリックスの選手たちは少し休んでから来季に向けての始動となるが、他球団はもうすでにスタートを切っている。私の現役時代は、この時期は練習する期間ではなく、日本シリーズを戦っていなければならないとよく言われたものだ。

 さて、来季は4球団で新監督を迎えることになる。阪神は矢野燿大監督から岡田彰布監督となり、広島佐々岡真司監督から新井貴浩監督。パでは西武辻発彦監督から松井稼頭央監督に、ロッテ井口資仁監督から吉井理人監督となる。12球団中4球団だから実に3分の1だ。監督交代の理由はそれぞれだが、共通して言えることは優勝することができなかったことだろう。

 この連載で何度も書いてきたが、監督の仕事はチームを勝利に導くこと。すなわち優勝だ。それ以上でも以下でもない。与えられた契約期間の中でそれができなかった、あるいは今後も期待できないとなれば、指揮官の座を追われるのは当然のこと。それがプロの世界の掟だ。西武と阪神は3位に入ってクライマックスシリーズに出場したものの、監督自身が退く決意をしたのだろう。もっとも阪神の矢野監督は開幕前に「今年限り」と表明していた。

 その阪神の岡田監督だが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

球界きってのご意見番として活躍する野球評論家の張本勲氏が週刊ベースボールで忖度なしの喝を発信。球界の未来を考えた提言を展開する。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング