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“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

張本勲コラム「私が考えるWBCの日本代表オーダー。日本で戦える優位性はあるが油断は大敵だ。個々の力を発揮してチーム力で勝利をつかめ」

 

大谷は日本代表の中で何番を務めることになるだろうか[写真=Getty Images]


四番は三冠王の村上


 3月に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向けて日本代表が始動した。宮崎で合宿がスタートし、壮行試合や強化試合を行ったのち、東京ドームで1次ラウンドが始まる。

 1次ラウンドは3月9日から4連戦で、対戦相手は順に中国、韓国、チェコ、オーストラリアだ。日本を含めた5カ国のうち、上位2カ国が準々決勝ラウンドに進む。東京ドームという地元開催のアドバンテージもあり、この1次ラウンドで負けることはないとは思っているが、これはやってみなければ分からない。油断は大敵だ。

 準々決勝ラウンドからは一発勝負のトーナメント形式となるが、準々決勝もまた東京ドームが舞台となるから、これは日本にとっては大きいだろう。他国からは妬まれそうだが、ルールだから仕方がない。準々決勝に勝って4強入りを果たせば、アメリカに渡って準決勝、決勝の戦いが待っている。決勝は3月22日。1次ラウンドから全7試合、およそ2週間に及ぶ戦いとなる。

 今後の調整次第もあるが、日本代表を率いる栗山英樹監督にすれば決勝までの流れは頭に入っているだろうし、投手の使い方などは逆算しながら考えているはずだ。前回のコラムでも書いたが、短期決戦に勢いは欠かせない。ましてや国際試合だけに選手の重圧もシーズンとは異なる。その意味でも、栗山監督の采配が勝敗のカギを握るのは言うまでもない。勝機を見極め、慎重かつ大胆に指揮を執ってもらいたい。後手後手に回らないことだ。

 さて、今回は私が考えるWBC日本代表のオーダーを紹介しよう。簡単そうでなかなか難しく、少し時間がかかった。10人いれば10通りのオーダーができるわけで、正解などないのだが、監督になったつもりで選んでみた。

 まずトップバッターだが・・・

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