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“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

張本勲コラム「選手が楽しんでプレーするなど言語道断だ。重圧から逃げることなく、苦しんで打ち勝て。欲を持って少しでも上を目指すのがプロだ」

 

現役時代は常に緊張感を持って打席に入っていたという筆者。野球を楽しもうと思ったことは一度もない[写真=BBM]


聞きたくない言葉


 ペナントレースも開幕から間もなく2カ月を迎え、どのチームも40試合ほど戦い終えたことになる。勝負はまだ先になるが、以前にも触れたように、この段階ではとにかく大きな連敗をすることなく、悪くても5割をキープしていくことだ。貯金を増やすに越したことはないが、それよりも大きな借金をつくらないこと。5割をキープしていれば勝負の夏場にチャンスはあると思う。

 さて、今回は選手たちのコメントについて、私が以前から引っ掛かっていることを話しておきたい。

「あまり重圧に感じないで勝負を楽しんでいきたいです」

「打者との駆け引きを楽しんで投げていきたいです」

 こんなコメントを選手の口から聞いたことはないだろうか。共通しているのは「楽しむ」という言葉だ。これが私には分からないし、選手から聞きたくない言葉なのだ。

 言いたいことは分からないでもない。苦しんでいても始まらない。あまり自分に重圧をかけず、気持ちに余裕を持って、もっと楽しんで野球に取り組みたい、勝負したい。楽しんでプレーしたほうが結果も出やすいということなのだろう。

 ただ、私から言わせれば・・・

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“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

球界きってのご意見番として活躍する野球評論家の張本勲氏が週刊ベースボールで忖度なしの喝を発信。球界の未来を考えた提言を展開する。

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