1986年の日本シリーズでホームランを打った浩二さん。現役ラストイヤーでしたが、活躍ぶりはすごかったです
少年時代のあこがれ
「
山本浩二」
この名前を聞くと、2つの思いが浮かびます。
1つは、小さいころからずっとあこがれてきた“ミスター赤ヘル”。強かったカープの象徴で、豪快なホームランを打つし、何より勝負強い。チャンスでは必ず打っていた印象があります。私だけではなく、当時のカープファンの子どもたちは、みんな浩二さんにあこがれていました。
広島市民球場に応援に行ったとき、カープのベンチを見たくて、三塁側から試合を見ていたことがありますが、ほかの選手とは違う輝きを放っていました。
そして、もう1つの思いが、「ご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありません!」です。アマチュア、プロを通じ、現役時代、たくさんの監督さんの下でやってきましたが、一番迷惑をかけたのは、間違いなく浩二さんだったと思います。
浩二さんが現役を引退した1986年、私は9歳でしたから、それほど細かい部分まで記憶しているわけではありませんが、浩二さんの最後の試合、対
西武の日本シリーズは、史上初の第8戦にもつれ込み、市民球場の月曜デーゲームとなりました。授業中でしたが、先生が特別にテレビで見せてくれたのを思い出します。
あらためて記録を見ると・・・
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