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球の心は正直者

新井貴浩コラム 今週の感謝人 山本浩二さん(元広島)「まったく打てない自分を四番で使い続けた浩二さんは大変だったと思います」

 

今年3月16日のオープン戦で行われた引退セレモニーに、浩二さん[写真左]と黒田[黒田博樹]さん[同右、コラム第1回第2回の“感謝人”です]が駆けつけてくださいました。最後の最後まで感謝です


涙が止まらない


 前回は、私が最初に四番を打たせてもらった2003年の“挫折”について書きました。山本浩二さんにとっては、2期目の監督3年目です。金本知憲さんがFAで阪神に移籍した後、外国人選手を代わりの四番に入れるのではなく、長期的視野に立ち、私を育てていく方針だったと思います。

 結果的には、完全に期待を裏切ってしまいました。四番やエースは、自分の成績だけではありません。チームが勝てば人一倍うれしいものですし、負けたら苦しみも人一倍です。それが最初は分からなかった。

 でも、ここ一番で打てないことが続き・・・

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新井貴浩の球の心は正直者

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