野間本来のバッティングが戻ってきているようで、今季は楽しみです
苦しみを乗り越えて
本来、開幕を前に気持ちが高ぶってくる時期ですが、今年はそうもいきません。新型コロナウイルスの影響で、オープン戦は無観客試合に。ファンの方と同じように、選手たちも寂しい思いでプレーしていると思います。やはりファンの声援は、どんなときも背中を押してくれますからね。早く事態が収束し、無事に開幕が迎えられたらと願っています。
この時期はどのチームも開幕一軍争い、レギュラー争いが激しくなっています。カープでも一、二を争う激戦区が外野です。誠也(
鈴木誠也)は確定で、残りの2枠を巡っては龍馬(
西川龍馬)がいて、長さん(
長野久義)がいて、場合によってはまっちゃん(
松山竜平)が入ってくるかもしれません。そんな中で注目している一人が、
野間峻祥選手です。2015年にドラフト1位で入ってきて、ファンの皆さんからの期待も大きい。私自身、初めて彼を見たときに「すごいポテンシャルの高い選手だな」と思いました。走る姿を見て、そのスピードに、まずはびっくり。バッティングに関しても、しっかり飛ばす力もあると感じていました。
ただ、ここ数年は少し「こじんまりし過ぎて、もったいないな」という印象を持っていたのも事実です。彼にはホームランを15〜20本くらい打つ力があると思っています。足が速いからと言って、当てにいくようなバッティングはしてほしくない。もっと大きく構えてゆったりタイミングを取って、強いライナーを右中間、左中間へはじき返す。その打ち損じが時に内野安打になっていくようなイメージです。
もともとはそういうバッティングだったんですが、結果が出ないことで、だんだんと小さくなっていってしまったのでしょう。野間自身、カベに当たって苦しんでいるのは感じていたでしょうし、私としては・・・
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