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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「野球好きの特権であるオリンピックメンバー選考を楽しもう」

 

侍ジャパンの四番候補、大本命はやはり広島鈴木誠也


 やるのか、やめるのか、早く決めるべきだ、という声は的外れなのかもしれない。すでに行われることが決まっていて、やめるという決断が下されない限り、東京オリンピックは行われる。そしてこのコロナ禍でどれほど中止を求める声が高まったとしても、当事者は粛々(しゅくしゅく)と準備を進めるしかない。

 一時は開催が不安視されていたアメリカ大陸予選もフロリダ州で始まった。グループBではキューバがベネズエラ、カナダに連敗し、初めてオリンピックの出場権を逃している。東京オリンピックの野球は6チームが出場することになっており、すでに日本、韓国、メキシコ、イスラエルが出場を決めた。残る2枠のうち1枠はアメリカ大陸予選の勝者、もう1枠はその予選の2位、3位、オーストラリア、オランダ(台湾は出場辞退)の4チームで争う最終予選の勝者となる。つまり、やることが決まっている東京オリンピックへ向けて、世界の野球界も粛々と準備を重ねているというわけだ。

 もちろん日本も準備は怠っていない。稲葉篤紀監督ら首脳陣は・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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