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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「南千住の歓喜を千葉で再現できるか」

 

1970年にロッテがリーグ優勝を遂げ、東京スタジアムには歓喜の紙テープが舞った


 プロ野球を見始めた1974年のことだ。9歳だった当時、静岡に住んでいたこともあってプロ野球にナマで触れるチャンスはそう多くはなかった。大洋ホエールズの草薙キャンプと数試合のオープン戦。あとは本拠地を持たない“ジプシー”だったロッテ・オリオンズが準フランチャイズとして草薙で開催した14試合の公式戦を観られるくらい。しかも静岡にはまだ日テレ系列の民放局がなく、テレビでも後楽園の巨人戦を観ることはできなかった。

 それでも子ども心に芽生えた野球への情熱が冷めなかったのは、いくつもの野球マンガがあったからだ。親戚の叔父が愛読していた少年漫画誌に連載されていた野球マンガを、夏休みや冬休みにまとめて読み漁った記憶がある。

 そのころは水島新司さんの作品が各誌を彩り、「野球狂の詩」が『少年マガジン』に、「男どアホウ甲子園」は『少年サンデー』に、「ドカベン」は『少年チャンピオン』に連載されていた。また『少年ジャンプ』には「侍ジャイアンツ(井上コオ)」「アストロ球団(中島徳博)」「プレイボール(ちばあきお)」といった作品が載っていた。

 そんな中、異彩を放っていたのが・・・

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関連情報

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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