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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「アンチも燃える強竜打線の復活を」

 

強竜打線復活はいつになるか[写真は石川昂弥]


 子どものころは大のジャイアンツファンだった。それは父がジャイアンツファンで静岡商高の出身だったことから、後輩の新浦壽夫を応援していたことに影響を受けたのかもしれない。息子もいつしかジャイアンツファンになり、新浦ファンになった。白鳥が大きな羽を広げるが如く両腕を大きく広げる新浦のピッチングフォームは実に美しく、カッコよかった。しかし、思い起こせばジャイアンツファンになる以外、二つのチームのファンになる可能性もあった。

 一つは(大洋)ホエールズ(現ベイスターズ)だ。プロ野球に初めて接したのが小学3年生の終わりごろで、当時、住んでいたのが静岡だった。1974年の2月に行われたホエールズの草薙キャンプを観に行ったのが人生最初のプロ野球との接点である。静岡出身のゴールデンルーキー、山下大輔が注目を浴びていたキャンプで、山下に人生初のサインをもらった。

 そして、もう一つがドラゴンズだ。小学5年生になってすぐ・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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