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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「勉強では身につかない野球の“風景”」

 

後楽園球場の電光掲示板も忘れられない野球の“風景”だ


 5月最後の日曜日――。

 仕事場で原稿を書きながらテレビでMLBの試合を観る。ブルージェイズの菊池雄星が、真っすぐな軌道の美しいストレートを武器に大谷翔平と対峙する。昼を過ぎれば、あちこちのチャンネルでNPBの交流戦が始まった。いやはやこのご時世、テレビやらインターネットというのは誠にありがたいもので、好きなものを好きなだけチョイスして、好きなだけ食べら……いや、好きなだけ観ることができる。現場には現場のよさがあるが、こうして画面を通じての観戦もまた一興だ。まさに野球の食べ放題、バイキングである。

 まず追いかけた交流戦はドラゴンズとバファローズの一戦だった。ラオウこと杉本裕太郎とT-岡田に一発が飛び出し、久しぶりのお立ち台で「Tさんの香水が……」「僕のおかげですね」なる“ラオウ&T節”を堪能した。お立ち台と言えば・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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