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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「プロ野球の取材現場にもニューノーマルの構築を」

 

かつては選手を報道陣が取り囲む光景が[2019年の日本シリーズを最後に引退した巨人阿部慎之助]


 もう3年になる。

 人類が新型コロナウイルスに襲われたことで生活様式の変化を強いられたのが2020年の春先のこと。今やウィズコロナからポストコロナへ、ニューノーマルなんて言葉もあちこちで聞くようになったのに、残念ながら何が必要で何が不必要なのか、よく分からないままの混乱は続いている。

 街を歩くときの感染リスクは低いはずなのに外でマスクをつけるのは今も当たり前だし、会議は対面とオンラインが混在している。球場やコンサート会場は満席なのに、空港へ行くと搭乗ゲート前の椅子は一つ置きに使うよう表示されている。人気のラーメン屋には間を空けない行列ができているのに、スーパーやコンビニでは列を作るときのソーシャルディスタンスは頑なに守られている。

 もちろん、今もコロナに感染する人が激減したわけではなく、リスクと隣り合わせの生活が続いていることは承知している。それでも・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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