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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「久びさに到来する宮崎の“アンリアル”」

 

大谷翔平が来るとなれば、宮崎合宿はフィーバーとなりそうだ[写真=Getty Images]


 あれからもう14年にもなるのか。2009年2月16日――当時、マリナーズで8年連続200安打を達成したイチローが、3年ぶりに日の丸のユニフォームを身に纏(まと)って、宮崎へ降り立った。

「ザ・パフォーマンスです」

 サンマリンスタジアムのスタンドを埋めた観客を意識したかのような派手な動きを問われて、そう言い切ったイチロー。ウォーミングアップでは先頭を走り、見に来てくれるファンのために、「練習は(ウインドブレーカーではなく)背番号の着いたユニフォームを着てやろう」とチームメートに呼びかけた。あのときの宮崎は久しぶりに野球で盛り上がっていた。

 2009年、第2回WBCへ向けて日本代表が行った1週間の合宿は、平日でさえ4万を超える人を集めたのだから・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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