週刊ベースボールONLINE

石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「スポーツ観戦には有料を厭わない新たな発想が必要」

 

9月14日、ブルージェイズ戦に登板したオリオールズの菅野智之。苦節を乗り越えて海を渡り、3試合続けてメジャーのレジェンドと投げ合う快挙を遂げた[写真=Getty Images]


早朝の菅野智之から夜の井上尚弥まで大忙し


 9月14日はスポーツ好きにとっては、忙しい日曜日だった。

 個人的な興味で朝からの流れを綴っていくと、午前4時、オリオールズの菅野智之がブルージェイズのマックス・シャーザーと投げ合った。菅野はこれで3試合続けてメジャーのレジェンドと投げ合った。通算265勝のジャスティン・バーランダー(ジャイアンツ)、通算222勝のクレイトン・カーショウ(ドジャース)、菅野と投げ合った時点で通算221勝のシャーザー。その3人と投げ合ったことを菅野は「2年前の自分に教えてあげたい」とコメントしている。メジャー1年目で2ケタ勝利を挙げ、今のメジャーに3人しかいない現役の200勝投手と立て続けに投げ合えるなんて、苦しみながらもいろんなことを乗り越えてきた甲斐があったじゃないかと朝から感慨に耽っていた。

 朝7時半、世界陸上の女子マラソンがスタートする。午前8時半にはカーリング女子のミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦が始まった。ロコ・ソラーレを倒したフォルティウスとSC軽井沢クラブが稚内で戦う。カーリング中継は競技の戦略性もさることながら、その戦略を相談する選手の声が聞けるのが興味深い。野球中継で最後に残された聖域は“声”だと綴ってきたが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング