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THE HEROES 熱球インタビュー

楽天・荘司康誠インタビュー エースへの道「試合をつくればいい、ではエースではない。試合をつくった上でチームを勝たせることが一番求められていること」

 

新エースが誕生しようとしている。開幕投手を務め、首脳陣から求められる“質”が変わってきた。ステージを上がるための壁と向き合う4年目右腕。その壁を乗り越えた先に、左腕・早川隆久との両輪としてチームを支えていく未来が待っている。
取材・構成=阿部ちはる 写真=川口洋邦、桜井ひとし
※成績・情報は5月22日時点


オフの取り組みで球質が変化


 4年目の今季は自身初の開幕投手を務め8回無失点でチームを勝利に導いた(3月27日のオリックス戦、京セラドーム)。その後もカード頭を任されるなど首脳陣からの期待度は起用法からも明らかで、求められているものは確実に変わってきている。そしてその状況こそ、手応えと自覚へとつながっているようだ。

――開幕投手で幕を開けた今シーズンのここまでの自己評価はいかがですか。

荘司 思っていた以上にやれているなという気持ちはありますね。いいコンディションを維持できていることもそうですし、投げていてもイメージどおりにいくことが多いというか、相手頼みになる場面が少ない気がしています。去年までは少し手詰まりになってくると、「打ち損じてくれ」という感じで投げることもあって。それがいいか悪いかは別として、今年はそういった場面が少ないなと。結果として点を取られてしまうこともあるのですが、そういう感覚を増やしていけたほうがいいのかなという気はしています。

――2024年9月に右肘のクリーニング手術を受け、昨季は復帰イヤーでしたが、チーム最終戦となった10月5日のオリックス戦(楽天モバイル)で9回1失点のピッチング(勝ち負けつかず)。その流れを維持しているかのような今季序盤です。オフにはどのようなことに取り組んできたのでしょうか。

荘司 昨季すごく手応えがあった部分と、もう少し良くしなくてはいけない部分とがある中で、いいものはそのまま伸ばしていき、悪いものはうまく改善してこれたのかなと思っています。

――改善した部分とは?

荘司 球数が増えてくると力が入りにくくなり、ボールが弱くなってしまうことがありました。球数を投げることに関しては、昨季の最後にやっと手応えと言いますか、感覚をつかめた部分があったので、オフの間にしっかり自分のものにしようという考えで取り組みました。

――球数を投げ込んできたということ?

荘司 球数自体は多くはないんです。ただ、キャッチボールの質が・・・

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