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井端弘和 野球の“極意”

井端弘和コラム 第7回「山田哲人は短期決戦に強い」

 

期待を寄せる山田哲人[右]と鈴木誠也。短期決戦での強さを2人から感じている


 オリンピックに出場する日本代表内定選手24人が6月16日に発表となりました。今回は、私が担当する野手(捕手を2人を除いて11人)について、何人かピックアップして触れてみたいと思います。

 メンバー選考については、稲葉篤紀監督を中心に、日本代表スタッフとともに長い時間をかけて行ってきました。その結果、野手に関しては2019年のプレミア12を戦ったメンバーが中心となり、これに村上宗隆選手(ヤクルト)、栗原陵矢選手(ソフトバンク)の2人を新たに加えた形となりました。3月の段階で投手含めて185人という1次ロースターを提出しており、最終11人はその中からの選択。この段階までにさまざまなコミュニケーションをとってきましたから、最後、レギュラーを決めるのは監督の仕事です。かなり悩んだことは想像に難くありません。しかし、内定メンバーは私もイメージしたとおりでした。監督が最も迷ったのはサードでしょう。最終的に若い村上選手に託した、ということだと思います。

 もちろん、全員に等しく期待をかけているのですが・・・

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中日・巨人で活躍した名手がプロの技術・判断などについて深く掘り下げるコラム!

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