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井端弘和 野球の“極意”

井端弘和コラム 第12回「大山悠輔は脇役ではありません」

 

9月4日の首位攻防・巨人戦でサヨナラ2ランを放った大山悠輔選手。阪神のカギを握る選手です[写真=毛受亮介]


 8月29日の敗戦(対広島、マツダ広島)で、阪神は4月4日から守り続けていた首位の座から陥落、一時3位まで順位を落としました。その後、代わって首位に立った巨人との直接対決(9月3日〜5日、甲子園)で2勝1分けとし、再び1.5ゲーム差の首位です。31日に中日(バンテリン)に敗れた戦い方を見ている限り、4位との10ゲーム差も決して安全圏ではないと感じましたが、先発に戻った大山悠輔選手の活躍もあり、再度、優勝争いをリードする形となりました。

 前半戦を首位で終えた阪神ですが、レギュラーシーズン再開の13日以降、8月いっぱいは上位陣(巨人とヤクルト)との対戦はありませんでした。この時期に重要なことは、下位チームとの戦いで取りこぼさないことです。3連戦で最低でも勝ち越しを目指し、少しずつ貯金を積み上げて上位陣にプレッシャーを与えたい。これは巨人、ヤクルトにも同じことが言えましたが、しかし・・・

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中日・巨人で活躍した名手がプロの技術・判断などについて深く掘り下げるコラム!

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