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井端弘和 野球の“極意”

井端弘和コラム 第17回「勝つべくして勝ったヤクルト 負けるべくして負けた巨人」

 

上位打線への打順の巡りの差も出ましたが、何より一番打者の状態の違いも大きな差になりました。MVP級の活躍のヤクルト塩見泰隆選手[写真左]の一方で、第2戦目まで一番の巨人松原聖弥選手はあまりに淡白。良い勉強になったと思います


 CSファイナルステージはセ・パともに優勝チームが負けなしで勝ち抜き、日本シリーズへの出場権を勝ち取りました。日本シリーズも好ゲームが期待できそうです。

 私は今回、ヤクルト対巨人の第3戦(神宮)を現地で解説しました。もちろん、1、2戦もチェックしているのですが、端的にヤクルトは勝つべくして勝ち、巨人は負けるべくして負けた、と言うことができると思います。短期決戦は記録に残るもの、残らないものを含めてミスが勝敗の行方を大きく左右します。巨人は阪神とのファーストステージで阪神のミスを逃さず、そこにつけ込んで勝ち上がってきたにもかかわらず、ポイント、ポイントで手痛いミスを犯した。守備ではそのミスがことごとく失点につながり、流れを失いました。そしてその流れを逃さなかったヤクルトには、しっかりと力が備わっていたということです。

 第1戦、初回の攻防も1つのポイントでした。巨人からすれば、先手を取り、一気に飲み込みたいところでしたが……。初回、先発・奥川恭伸選手の前に、あっさりと3人で攻撃を終えてしまいます。対するヤクルトはその裏・・・

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