チェンジアップの握り
しっかり使い方を理解すれば、便利なボールになります。“腕の振り”で投げるチェンジアップを
前回紹介し(握りの写真を上に載せておきます)、ボールが“抜ける”感覚で投げることが大事な球種と書きましたが、この腕の振りの強さと球速の誤差が打者を惑わすことになる。それは「使い方」でも同じことが言えます。初球の“入り球”、さらにストライクを奪う“カウント球”、そして“決め球”と、多くの状況で選択できる球種でもあるので、打者の心理状況を読み解きながら、他球種と組み合わせていけば、アウトを奪う配球も整理しやすくなるはず。そんな「使い方」の1つとして、打者に意識を植え付けることがあります。まずは、打者の“目付け”を広げる「考え方」を紹介しましょう。
左右・高低に奥行を加え2D→3Dに変化させる
ストライクゾーンと聞けば、上の写真・図のように、9分割にコースが分かれた正方形をイメージすると思います。それはバッターも基本的には同じだと思います。ただ、当たり前ですが、実際のプレーは2次元ではなく3次元です。つまり“奥行き”がある。この3次元を生かせるのが、チェンジアップ。強い腕の振りに反して、ボールが手元に来ないチェンジアップを投げることで“奥行き”が生まれるのは前回も紹介したことです。
となれば、バッターも・・・
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