週刊ベースボールONLINE

栗山巧 ROAD to 2000HITs

栗山巧コラム “波乱”の開幕1カ月も目の前の試合に集中するだけ 「シンプルに自分が打てる球を打っていくだけです」

 

2000安打まで残り74本で迎えた2021年シーズン。西武球団初となる生え抜きの大記録へ突き進む20年目のベテラン・栗山巧の姿を追う。
※記録は4月29日現在

2021.3.26〜4.29 通算1932安打

4月28日のロッテ戦[メットライフ]で8回に今季1号の決勝ソロを放った[写真=高塩隆]


登録抹消を学びの機会に


――20年目を迎えた今季、栗山巧はキャンプから順調に調整を進めた。オープン戦では14安打を放ち、打率.359をマーク。確固たる自信を持って3月26日、オリックスとの開幕戦(メットライフ)へ臨んだ。五番・DHでスタメン出場したが、相手先発は球界屈指の好投手、山本由伸だった。

栗山 オープン戦ではある程度、数字を残そうと考えていました。そのためにコースに逆らわず打ち返すことを考えて、打席に立っていたことが結果につながったと思います。その良かった状態のまま、開幕戦の日を迎えることができましたね。開幕戦でも山本君からセンター前に2安打。いい形で打ち返すことができたので、この打球を軸に広角に展開できたらいいと感じましたね。

――しかし、好事魔多し。翌日の同カードは下肢の張りによりベンチ外。結局、回復せずに3月31日に登録抹消となってしまった。

栗山 特に何かがあって痛めたというわけではなかったんですよ。ただ、それまでに経験したことがないような張りを下半身に感じたんです。痛みはなかったんですけど、ちょっとここは慎重にならざるを得ないという判断でした。

 1年間戦っていく中で、多かれ少なかれ、ケガは出てくるものですからね。いいスタートを切れた開幕直後でしたけど、がっかりするというよりも・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

栗山巧 ROAD to 2000 HITs

栗山巧 ROAD to 2000 HITs

西武球団初となる生え抜きの大記録へ突き進む20年目のベテラン・栗山巧の姿を追う。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング