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栗山巧 ROAD to 2000HITs

栗山巧コラム 2000安打まで残り15本に迫る。後半戦は先輩の打撃を参考に「メットライフで達成できるという期待を持ってもらえるように安打を積み重ねる」

 

2000安打まで残り74本で迎えた2021年シーズン。西武球団初となる生え抜きの大記録へ突き進む20年目のベテラン・栗山巧の姿を追う。
※記録は7月14日現在

2021.6.28〜7.14 通算1985安打

7月14日のロッテ戦(メットライフ


前半戦の数字は物足りない


 オープン戦で打率.359と好調をキープしてシーズンを迎えた栗山巧。開幕のオリックス戦(メットライフ)でも山本由伸から2安打をマークするなど幸先のいいスタートを切った。だが、翌日の同カードは下肢の張りによりベンチ外で3月31日に登録抹消。一軍復帰は4月20日と思わぬつまずきはあったが、大記録へのカウントダウンは進めた。前半戦は64試合に出場し、打率.260、3本塁打、22打点。59本の安打を積み重ね、2000安打へは残り15本とした。

 前半戦の数字は物足りないですね。もっと安打数を積み上げて、打率を残すことができたのではないかと思っています。あとは“ここ”というときの一本。得点が欲しいときにランナーをかえせたという実感がない。もう少し頼りがいのあるバッティングをする必要があったと反省しています。打点も物足りないですし、得点圏打率も良くない(.258)。勝負強さというところは後半戦、しっかりと巻き返していきたいですね。

 今年はクリーンアップを打つ機会が多いですけど(三番=14試合、四番=18試合、五番=27試合)、特に意識はしていません。昨年、10年ぶりに四番に座ったときは「四番か〜」といった感じではありましたが、今年は心がかき乱されるようなことはないですね。三番は初回に必ず打席が回ってくるので気を付けないといけないと、それくらいですね。

 その理由は……まず・・・

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栗山巧 ROAD to 2000 HITs

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西武球団初となる生え抜きの大記録へ突き進む20年目のベテラン・栗山巧の姿を追う。

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