2000安打まで残り74本で迎えた2021年シーズン。西武球団初となる生え抜きの大記録へ突き進む20年目のベテラン・栗山巧の姿を追う。 ※記録は9月26日現在 2021.9.5〜9.26
通算2012安打 9月14日の試合前に行われた名球会ブレザー授与式。野茂英雄氏[右]が来場して、栗山にブレザーを授与した[写真=球団提供]
多くの祝福メッセージ
9月4日の楽天戦(楽天生命パーク)で球団生え抜き初の2000安打を達成した栗山巧。自身がプロデュースした家も売り出されるなど関連グッズも多く発売され、史上54人目の大記録に周囲はフィーバーした。せわしない日々が続いたが、9月14日の日本ハム戦(メットライフ)前に連盟表彰と名球会のブレザー授与式が行われ、一区切り。38歳のベテランは新たな日々を歩んでいる。 2000安打を達成して、お祝いのメッセージなどもびっくりするくらい来ました。でも、本当にたくさんの方に喜んでもらって、うれしかったです。返信は大変でしたね。すべてに返信を終えるのに1週間くらいかかりました。
名球会ブレザー授与式では、貴重な時間を割いて球場まで来ていただいた野茂(野茂英雄、元近鉄ほか)さんにブレザーを着させてもらいました。それは僕の夢でもあったので、メチャクチャうれしかったです。一層身が引き締まる思いと、これからも目の前の1打席に集中して、1本1本積み重ねていきたいとあらためて強く思いましたね。
野茂さんとは2年目(2003年)のオフに自主トレをご一緒させていただいたのが初めての出会いでした。参加したのは秋季キャンプが終わってすぐ、11月末のことでしたね。日米で実績を残している方が・・・
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