歴代の名選手たちを連続写真とともに紹介する新企画。第1回は、4代目ミスタータイガースとも言われた掛布雅之だ。 天国と地獄を味わう
初めて一軍の練習を見たとき、「周囲の選手がみな化け物みたいに大きく見えた。特に田淵(
田淵幸一)さんは2メートル以上もあるように感じました」と言う。習志野高からドラフト6位での
阪神入団。決して期待されてのスタートではなかったが、伝説ともなっている猛練習で、背番号31の若虎は1年目から一軍で83試合に出場。76年には初の規定打席到達で打率.325をマークしている。
攻守走のひたむきなプレーですぐさま人気者となり、「カケフ」の大
コールと応援席の名前入りの大横断幕や31が入った大きな旗が振られるシーンは、甲子園の名物となった。79年には48本塁打で初のホームラン王。売りは体をねじ切るようなスイングからのホームラン。同学年のライバル、
巨人のエース・
江川卓との真っ向勝負は今も語り草である。
80年は故障に苦しみ、成績も低迷。メディア、ファンから手のひら返しのバッシングを受けた。翌81年、掛布は・・・
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