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西武・岸潤一郎インタビュー すべてを必死に「形に走らないで、強くスイングしたい」

 

二軍で打率1割台だったが、5月中旬に思わぬ事態から一軍昇格のチャンスをつかんだ。気持ちを入れ込み過ぎずに臨んだ結果、初安打を本塁打で飾るなど結果が出始めた。まだ、二軍落ちと背中合わせの立場。必死に一軍の舞台に食らいつき、日々を戦っている。
取材・構成=小林光男 写真=高塩隆、BBM

6月1日の巨人戦[東京ドーム]の7回、プロ初安打を本塁打で飾った


開幕一軍も結果が出ずに


 明徳義塾高時代には4度甲子園に出場。華々しい活躍をしたことから岸潤一郎は“甲子園の申し子”と称された。だが、ケガもあり大学は中退。その後、四国IL/徳島を経て、2020年ドラフト8位で西武入りを果たした。紆余曲折の野球人生。「くさっていた時期もあった」と言うが、それでも野球が好きだったからこそ、プロの舞台までたどり着き、大舞台で花を咲かせようとしている。

──7月11日現在、43試合に出場し、打率.232、4本塁打、6打点をマークしています。

 手応えはないですけど、何とか必死に食らいついている感じです。高校や独立リーグのころは試合に出るのが当たり前。でも、今は一切そんなことはなく、結果が出なければ交代させられ、すぐに二軍に落ちるという立場ですので、頑張ってしがみつくだけです。

──今季は開幕一軍を果たしましたが、4月17日に二軍落ちしていました。

 結果が出ませんでしたからね。ヒットを打てなかったのはメンタルの部分が大きかったと思いますけど、それも実力のうちなので。特に落ち込むこともなく、ファームでしっかりと、またイチから鍛え直そうと思っていましたね。

──技術的には何が足りなかった?

 やっぱり、一軍の投手はボールが強いので、ストレートをとらえ切れない部分がありました。だから、ファームでバットの出し方などをあらためて教えてもらい、見つめ直しましたね。プロに入って多少、バットを内から出せるようになったんですけど、その意識が強過ぎるとストレートに押される感じが個人的にはあったので。一軍の投手のボールは特にですね。原点回帰じゃないですけど、もともと僕はボールを上からたたくタイプなので、自分に最適なバットの出し方を探しましたね。

──オフには一番力が入る体の角度を調べ、バットとボールが厚く当たる感覚を身につけつつあると話していましたが。

 それは継続していますし、オフに学んだことは大きかったです。シーズンに入ってもバットに力が伝わっている感覚はありましたし、ファームではそれにプラスして技術的な部分を磨き直すという感じでしたね。

──ただ、ファームで打率1割台と結果になかなかつながりませんでした。

 でも、取り組んでいることを、しっかりやっていくしかないという思いだけでした。

──5月27日現在、ファームで打率.170。しかし、チームが新型コロナ禍に見舞われ、「感染拡大防止特例2021」の代替選手として翌日に一軍に昇格を果たしました。

 逆に精神的に楽でしたね。ファームで打っていなかったので、「一軍で打てたらラッキーだな」ぐらいの心積もりで行けましたから。もちろん、チャンスをもらえたら頑張ろうと思っていましたけど、楽な気持ちで。開幕のころは「チャンスをもらったら絶対に結果を出す!」とグーッと入れ込み過ぎていた部分はありましたけど、このときは・・・

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