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西武・水上由伸 思い切り立ち向かう「支配下に上がれるという“謎の自信”がありました」

 

今季、育成ドラフト5位で四国学院大から入団した水上由伸。チームの新人では育成最下位だったが、5選手の中で唯一、1年目での支配下昇格を5月13日に果たした。武器は制球力と強気のピッチング。6月10日には一軍に昇格し、10月22日に抹消されるまで走り抜けた。
取材・構成=小林光男 写真=高塩隆、BBM

気迫あふれるピッチングは魅力がある


ストライクゾーンで勝負


 開幕から二軍で中継ぎとして13試合に投げ、0勝2敗、防御率6.91。取り立てて飛び抜けている数字ではないが、支配下昇格を見事に勝ち取った。その理由を渡辺久信GMは「しっかり打者と対峙(たいじ)できる、ストライクゾーンで勝負することができる投手です」と説明。さらに「性格が強気ですね。これは、とても大事なことで、(今後一軍の)試合の中でも打者のインコースに投げることができると思います」と語っていた。

――支配下昇格を果たすために、特に何かをアピールするような考えはあったのでしょうか。

水上 いえ、特に意識することはなかったですね。とりあえずいいピッチングをしていれば大丈夫だろう、と。でも、なんか謎の自信はありました(笑)。今年中には上がれるだろうという。今考えてみたら、なんでそんなに自信を持っていたか分からないですけど(笑)。

――もともと“謎の自信”を持つようなタイプなのですか。

水上 そうですね。できるだろうと思い込んじゃうタイプなので、はい。

――支配下昇格を聞いたときの心境は?

水上 時期の早さにはびっくりしました。今年中には上がれればいいなと思っていたので。

――支配下昇格を果たした理由を自己分析すると。

水上 ファームでは打たれていたんですけど、フォアボールがあまり多くなかったので。打者を歩かせて崩れなかったのが良かったかなと思います。

――渡辺GMは「ストライクゾーンで勝負できる」と評価していました。

水上 僕はとりあえずストライクゾーンにどんどん投げ込んでいくタイプなので。ストライクゾーンで勝負するという意識ではないんですけど、もともとそういうスタイルが染み付いているので。あとは捕手のサインどおりに投げ込んでいましたね。

――しかし、なぜそういったスタイルが染み付いたのでしょうか。

水上 なんででしょうね……。困ったらストライクゾーンに投げ込めばいいやと思ってずっと野球をやっていたので。いつか打者が打ち損じてくれるだろうという考えですよね。一軍はそう簡単にはいかないので、そこはもう少し考えないといけないところですけど。

――ここまで一軍では中継ぎとして28試合に登板。ストライクゾーンで勝負できている実感はありますか。

水上 そういった部分もあると思うんですけど・・・

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