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佐藤道郎コラム 第45回「セのチームが、いかにガリバー・佐々木朗希を攻略するか」

 

急成長した佐々木朗とセの打者の対決は興味深い


蹴手操りを見たい


 いよいよ交流戦が始まったね。うちのお客さんは、ほぼ野球ファンか佐藤ミチファンなんで(笑)、「どんな対決が楽しみ?」みたいな話になるときも多いけど、今年の注目は、やっぱり佐々木朗希(ロッテ)でしょ。先発なのに160キロ以上をバンバン出して、フォークも140キロ台後半、それでいてコントロールもいい……。こんなピッチャー、今までいなかったからね。

 この間、交流戦の展望番組を見たら、セ・リーグのバッターも対戦を楽しみにしているようだ。ファンとしては村上(村上宗隆ヤクルト)とか岡本(岡本和真巨人)とか、ホームランバッターと佐々木朗との派手な力と力の対決に注目するかもしれないけど、野村(野村克也)さん(南海時代の選手兼任監督)の教え子である俺としては、小兵力士の蹴手操り(けたぐり。立ち合いで相手の足を蹴り、手を取って転ばす)みたいな戦いも見たいんだ。

 足やバントで徹底的にかき回して、どうガリバー・佐々木朗を倒すかだね。確かに球はとんでもなく速いけど、コントロールがいい分、打つ手はあると思うよ。

 でも、野村さんも罪だね。たぶん、俺だけじゃなく、野村さんに教わった連中は、いいピッチャーやいいバッターを見ると、どうしても野村さんならどうやって攻略したかなと思ってしまうんだ。昔、24連勝のマー君(田中将大)を見たときがそうだったけど、いかに、この強敵相手に策を使って勝つかという視点になってしまう。だからこそ、引退したあと、あちこちのチームのコーチとして残っているヤツが多いんだろうけどね。

 特にZOZOマリンの佐々木朗が面白そうだ。あそこは海からの風がネット裏に当たって跳ね返ってくるから、風が強い日はほかの球場とは別物なんだ。アゲンストの風で変化球がムチャクチャ曲がったり、逆に真っすぐが風に乗って伸びたりすることもある。佐々木朗の完全試合もそうだったけど・・・

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パ・リーグ初代セーブ王・佐藤道郎の球人履歴書。

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