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綱島理友のサブカルノート

ベースボール百科 かつてストッキングはチームの象徴だった

 

イラスト=イワヰマサタカ


 ワールド・シリーズ第5戦のテレビ中継で、アトランタ・ブレーブスの二番手投手だったタッカー・デービッドソンの足元を見て、懐かしさを憶えた。履いているストッキングが、かつての阪急ブレーブスと同じ形だったのだ。色が阪急は黒だがアトランタは濃紺で若干違うが、赤と白の縞は同じ形だった。

 レッドソックスやホワイトソックスという名称が示すように、かつてストッキングはチームの象徴だった。しかし日米のプロ野球のストッキングは1970年代にストラップを長くするのが流行。やがてヒモ状になり存在感が薄れた。90年代にはロングパンツの登場で見えなくなる。しかし21世紀に入るとヒザまでパンツを上げてストッキングを見せる極端に短いショートスタイルが登場。今はロング派と二派に分かれている。

 2016年の5月、アメリカの新興ソックスメーカーのスタンス社が・・・

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