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綱島理友のサブカルノート

ベースボール百科 日本にも上陸していたペンス式ショートパンツ

 

イラスト=イワヰマサタカ


 裾をヒザより上にしてショートパンツのようにして履く。1990年代に普及したロングパンツ以来、久々にアメリカ球界に登場した最も新しい反正統派な野球ユニフォームの着こなしである。

 もともとの発案者はサンフランシスコ・ジャイアンツなどで活躍し、2020年のシーズンで引退したハンター・ペンス。打撃も守備も動きにぎこちなさのある選手だったが、バッティングはチャンスに強く、守りもファインプレーが多かった。ぎこちない動きから最高の結果を出す。この意外性から人気者となった彼は、14年ごろからヒザを出してパンツを履くようになり、当時、メジャー・リーガーの奇妙なユニフォームの着こなしとして話題になった。本人は「走るときにヒザが楽なんだ」とパンツをヒザ上まで上げる理由を説明していたが、決して格好良いとは言えず、ほかに同調する選手が出てくるとは思えなかった。

 ところが19年にペンスがテキサス・レンジャーズに移籍すると・・・

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プロ野球意匠学研究家・綱島理友氏によるユニフォーム解説をチェック。

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