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綱島理友のサブカルノート

ベースボール百科 鮮やかな赤で驚いたモー・バーグのスタジャン

 

イラスト=イワヰマサタカ


 現在の日本プロ野球機構発足の起点は1934年の日米野球と言われている。もともと日本の野球人気は高かったが、メジャー・リーグのホームラン王ベーブ・ルースの来日が、その人気をさらに押し上げた。

 クーパーズタウンの野球殿堂博物館に、当時のアメリカ・チームが使用していたスタジアムジャンパーが残されている。クリーブランド・インディアンスの捕手としてやってきたモー・バーグが着用したものだ。日米野球の試合を欠場し、築地の聖路加病院の屋上から東京市内の様子を撮影していたという話など、のちに戦略情報局(CIAの前身)のスパイだったことでも知られる選手だ。初めてそのスタジャンを見たとき、私の頭はいろいろな思考が渦巻いて大混乱した。モー・バーグが着ていたのもそうだが、一番驚いたのは・・・

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