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綱島理友のサブカルノート

ベースボール百科 110年前のNYジャイアンツが日本で着たグラウンドコート

 

イラスト=イワヰマサタカ


 日本に初めてメジャー・リーグのチームがやってきたのは、今からちょうど110年前の1913年、日本の年号で言えば大正2年の話になる。この年、ジョン・マグロー監督率いるニューヨーク・ジャイアンツと、チャールズ・コミスキーがオーナーで、ジミー・キャラハンが監督だったシカゴ・ホワイトソックスが帯同して野球普及のためのワールドツアーの旅に出た。両チームはシーズン終了後、シンシナティを皮切りに、カンザスシティ、ネブラスカ、コロラド、ユタ、ネバダ、カリフォルニアと東から西へ転戦。31試合を行って旅費を稼いでから11月19日にカナダのバンクーバーから太平洋航路の貨客船に乗船した。

 ただし厳密には両軍ともチーム全員ではなく一部の選手が参加し、他球団の選手も混ざった混成軍だった。しかし日本では・・・

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