先日、新聞の夕刊に「阪神タイガース優勝記念V6特別セール」という阪急交通社の広告が掲載されていた。沖縄の宮古諸島をめぐる旅の広告で、阪急の旅行代理店によるツアーのタイガース優勝記念セールらしいのだが、私の中でこの組み合わせについては、まだ消化しきれないものがあると気がついた。

　2006年の村上ファンドの阪神電鉄乗っ取り騒動で阪急電鉄がTOB(株主公開買付)を決行。阪急電鉄と阪神電鉄が経営統合して、阪急阪神ホールディングスになったことは分かっているのだが、長年、プロ野球史を調べてきた身としては、頭では分かっていても心がついていかないところがある。その点、大阪梅田の阪神百貨店と阪急百貨店はうまくやってくれた。今回の阪神タイガースのセ・リーグ優勝でセールを行ったのは阪神百貨店のみ。阪急百貨店は優勝祝いの飾りは出したが・・・