10月10日のヤクルト-阪神戦[神宮]は4時間19分の今季最長時間試合となり、ヤクルトが6対4で勝利した。もちろん9回までの試合だ
野球人気低迷の理由にも
今シーズンが終わったら書きたいと思っていたことがいくつかあってね。やっぱり、プロ野球に育てていただいた者の1人として、これからの野球界に遺していきたい思いっていうのがあるわけさ。
今回はその中から「試合時間短縮」について、俺の思っていること、懸念していることを書きたいと思う。
一言で言ってしまえば、野球は試合時間が長過ぎる。そして、いつ終わるか分からない。これがネックだ。今は延長戦ではなく、9回表裏の戦いでも、試合時間が軒並み3時間を超え、それが当たり前のようになってきた。
試合時間を短くしようとする動きは今に始まったことではなく、野球というスポーツの永遠の課題だと俺は思っている。例えば、世界的に人気があるサッカー、バスケットボール、ラグビーなどは、みんな試合時間が決まっているし、ハーフタイムを除いた試合時間は、野球の半分くらいだからね。
じゃあ、なんで試合時間が短いほうがいいのか。野球人気の低迷がここにあると思うからだ。これから野球に興味を持っていただきたくても、ダラダラと長く、いつ終わるか分からない試合時間だけで挫折する人もいるに違いない。そもそも、こんなに試合時間が長くちゃ、やっている選手のほうも集中力は続かないし、応援してくれているファンの方たちも疲れてはいないのだろうか。
現に、オリンピックに嫌がられたのもそこだ。2020東京オリンピックではなんとか開催できた。でもこれは・・・
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