V9における“ジャイアンツのエース”だった堀内恒夫氏。今回は隔週連載コラムの特別編として、巨人のエース論、そして新旧エースへの叱咤激励を綴る。 
巨人の背番号18を背負った筆者は間違いなく“スペードのエース”だった
エースの中のエース
最近では、やたらと“エース”という称号を乱発する傾向がある。
「エースとはいったい何か?」
その定義をいくつか挙げてみたい。
1・負けないこと
2・相手に先取点を与えないこと
3・最後までマウンドを死守すること
そして、エースという称号を与えられるためには、いくつかの条件をクリアしなければならない。
だから、俺はあえて言いたい。わずか1年か2年の間に続けて2ケタ勝利を挙げたからといって、それだけで“エース”という称号を与えられるのは余りにも早計である。
中には2ケタ勝利を挙げても、1シーズン限りで燃え尽きてしまう投手もいる。さらに3年か4年くらいは好成績を残す投手もいる。しかし、そのクラスの投手は、トランプに例えるなら切り札のエースではなく、キングかクイーンかジャックといった、切り札とは異なる勝敗を左右するカードにしか過ぎない。
エースは時代によって存在価値が異なる。400勝投手の
金田正一(国鉄-巨人)さんと・・・
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