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堀内恒夫の悪太郎の一刀両断!【4000号記念 特別版】

堀内恒夫コラム 特別版「悟りを開いて実現した俺の覚醒は短命に終わった 未来永劫まで継続して野球界の夢とロマンを記せ!」

 

巨人V9時代のエース・堀内恒夫氏は故郷・山梨の身延山で松本学昭氏と出逢うことによって覚醒した。少年時代から『週刊ベースボール』をバイブルにしていた堀内氏が語る野球界の夢とロマン──。

1972年は“白いライン”を手に入れてキャリアハイの成績を残したが……


手に入れた“白いライン”


 人間というものは俗世に身を置いていると、ろくなことをしない。それが世の常である。俺もまさにその中の1人だった。

 しかし、松本学昭さんと知り合ってから俺の人生観は変わった。松本さんがご住職を務める身延山の寺に籠るようになったのは、入団6年目の1971年1月のことである。身延山は俺の故郷・山梨にあるご霊峰で、日宗の総本山「久遠寺」があることで知られている。

 松本さんと知り合ってから1月半ばに始まる自主トレ前の10日間を身延山で過ごすことにした。

 その理由は松本さんが行っていた100日の荒行を見て感銘を受けたからである。厳しい寒さの中でも100日間、一汁一菜の精進食以外は一切口にせず、1日7回ずつ水をかぶって読経を唱える修行を繰り返すのだ。

 俺は朝5時から松本さんの後ろで読経を聴き、1時間ほどで終わると、寺から6キロ先にある山頂の修行場へ行き、再び読経に聴き入る。松本さんは車で移動していたが俺は行きも帰りも走って往復した。

 夕方5時からの夕食が終わると、毎晩夕刻10時近くまで松本さんの講話を聴かされた。

 少欲知足──欲少なくて足ることを知る。俺はこの言葉がいたく気に入り・・・

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堀内恒夫の悪太郎の一刀両断!

堀内恒夫の悪太郎の一刀両断!

「悪太郎」こと巨人V9のエース、堀内恒夫氏の連載コラム。野球人生の集大成。

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