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野村克也 追悼号 生涯一捕手から名将へ

【1978-1980 ロッテ&西武選手時代】「生涯一捕手」を貫いた27年間の現役生活に幕

 

現役最終年の80年8月1日、南海戦[西武球場]で史上初の3000試合出場を果たす[右は現楽天コーチの息子・野村克則]


兼任監督から一選手としてロッテへ


 南海の兼任監督を解任された野村克也に対し、ロッテの金田正一監督が獲得の意思を表明。野村は78年に25回目のシーズンを迎えることになった。

 ゴタゴタによる南海退団に身も心も傷つき、一度は現役引退も考えたという。だが、金田が思いもよらずに救いの手を差し伸べてくれ、野球を続けることができたことに感謝した。

「一兵卒に戻って一捕手としてやり直す」

 42歳の大ベテランは、体がボロボロになりながらも、春季キャンプから若手と同じメニューをこなした。

「生涯一捕手」

 キャッチャーというポジションに人並み以上の誇りを持っていた野村に対し、金田も捕手としての起用にこだわる。開幕からスタメンで使い続けたが・・・

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