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野村克也 追悼号 野村克也と私

井川慶 野村克也追悼インタビュー「アメリカに行ってから『ノムラの考え』を生かすことができました」

 

1998年ドラフト2位で阪神に入団した井川慶。その翌年、野村克也監督が就任し、2001年には先発ローテーションに定着し、飛躍への足掛かりをつかんだ。野村監督とともに戦ったのはわずか3年だったが、その教えはアメリカに渡ってから大きく生きたという。

99年5月19日の広島戦[米子]でプロ初勝利を挙げ、野村監督[右]と握手を交わした


 野村克也監督がタイガースに来られたとき、自分はまだ主力ではなかったので、一軍の監督とファームの選手に接点はないというか、正直、あまり関係ないかなと思っていました(苦笑)。ヤクルトで監督をされていた有名な人、テレビで見ていた人が来たな、という感じでしたね。

 それが、1999年の春のキャンプでいきなり一軍に帯同させてもらったんです。(プロ)1年目はファームで1試合しか投げていなくて全然戦力になっていなかったですし、ほかに先輩方がたくさんいたのでちょっとびっくりしました。ただ、その中で見てもらえたのは素直にうれしかったですね。

 その年と次の年は1勝しかできませんでしたが・・・

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