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松坂大輔へ惜別メッセージ

“松坂世代”最後の現役 和田毅[ソフトバンク/投手]「あのときの大輔がいなかったら、僕はあきらめて、先に引退していたかもしれない」

 

和田がインスタグラム[@tsuyoshiwada.21]にアップした松坂との2ショット[本人提供]


引退発表前日に連絡を受けて


 最後のマウンドは、僕としても来てほしくなかったような、とうとう来てしまったんだという思いでした。必死に準備したのが伝わってきた。やっぱり投げるボール自体は相当無理して投げているんだろうと感じましたけど、投げる前の雰囲気だったり、マウンドに上がるとき、マウンドでの立ち姿とか、そういう部分は大輔らしいなと。投げ終わったあとに日本ハムのベンチにあいさつに行ったり、みんなと握手したり。どこか申し訳なさそうに感謝している姿とか、最後の去り際も含めて、僕らの知っている大輔そのもの。「さすが」というか、ボールは変わっても『松坂大輔』の姿は何一つ変わっていなかったです。

 引退発表の前日、7月6日に電話で連絡をもらいました。第一声は確か「今シーズンでやめることになった」と。電話があった時点で、嫌な予感はしていたんですよね。体の状態が良くないというのは聞いていましたし……。

 やっぱりいざやめると言われると、言葉が出てこない。今までは大輔にいろいろな同級生が引退の報告をしてきたと思うし、それを聞いて大輔が「そうか、お疲れ」と言う側だったでしょ。まさか、大輔からそういう話があって僕が返す側というのは想像もしていなかったですし・・・

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