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スカウト物語

広島スカウト(関東地区)・尾形佳紀 自信と熱意で開く扉「多くの選手が“プレゼン”勝負。自信が持てるまで、確信を持てるまで、選手をしっかり見る」

 

現役時代、グラウンドを駆け回っていた足は今、後輩たちの発掘に生かされている。スカウトとして13年目を迎え、今季は海を渡りMLBでプレーする担当選手も。しっかりと向き合ってきたからこそ、一人ひとりの魅力は、誰よりも分かっている。
取材・文=菅原梨恵 写真=BBM

自らの“プレゼン力”が獲得を左右する。だからこそ、選手を見る目に妥協は許されない


まずはチーム内での勝負


 2009年限りで現役を引退すると、すぐにスカウトの仕事を任された。そこから現在に至るまで、関東地区担当として、たくさんのアマチュア選手たちと向き合ってきた。カープ特有のスカウティング体制の中では、ある意味、“自分”がすべて。感覚を大切に、しっかりと狙いを定めていく。

 スカウトの打診を受けたときは「やってみたい」というのが一番でした。とは言え、アマチュアの選手を見るのは初めて。彼らのレベルに合わせた、これまでとは違った視点が必要となってくる中、最初の1年間は苑田さん(苑田聡彦、当時・スカウト部長、現・スカウト統括部長)と一緒に活動させてもらい、多くのことを学びました。苑田さんは、あまり口で言うタイプではないので、行動を見ながら、見て分からないことは聞く。ポイント、ポイントで、いろいろなことを教えていただきました。

 そうやって、これまでたくさんの選手を見てきたわけですが、僕の感覚では、まず目を引くのが“野球センス”のある選手。体の雰囲気だったり、ユニフォームの着方、仕草とかもそう。同じ動きをしていても、どこか違うんですよね。スカウトとしては、そういう選手を見たときに、「いい選手だな」というのをすぐに感じ取れるようにしないといけないわけです。

 特にカープの場合は・・・

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“金の卵”を探し、獲得するのがスカウトの仕事。新旧スカウトらに話を聞く連載。

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