ふとしたタイミングで選手のこだわりや心持ちが言葉ににじみ出る。それがインタビューであり、それをとらえるのが記者の腕の見せ所でもある。そこで、週刊ベースボールの各球団担当記者が行ったインタビューの中から、担当記者の心に響いた言葉を挙げてみる。若手からベテランまで多種多様な言葉に加え、違う球団ながら同様の言葉が出るなどプロ野球選手ならではの言葉が集まった。 【セ・リーグ編】はこちら 西武・高橋光成[投手]
「アイフォンを手放してガラケーっぽいのにしました」 激しい優勝争いが続いていた8月下旬、レオの背番号13に今季の変化を聞くと「思い切ったことだったんですけど最近、アイフォンを手放してガラケーっぽいのにしました」と日常生活に関する答えが返ってきました。「そういう環境にしたらスマホを見ている時間が本を読む時間やストレッチをする時間に変わって。いい時間の使い方ができるようになりました」。年々ビルドアップを果たしボールも力強くなっていましたが、シーズン最終盤には
辻発彦監督が「本当にエースらしくなってきた」と絶賛する投球も見せました。今季は自己最多の12勝。リーグ2位の175回2/3を投げるなど、たくましさを増した右腕。それも、野球中心の生活を送っているからこそなのでしょう。(MK)
ロッテ・佐々木朗希[投手]
「先発ピッチャーって、ピンチの場面など要所でギアを上げているイメージがあると思うんですけど、僕は常に全力で投げているので」 やっぱり怪物です。4月10日の
オリックス戦(ZOZOマリン)で史上最年少での完全試合。最速164キロの快速球に落差のあるフォークで打者を牛耳る姿は高卒3年目の20歳とは思えません。話題を独占した男はファン投票1位でオールスターにも初選出。1イニングを全力で投げれば球速はどこまで伸びるのか──とファンはワクワクしながら夢の球宴を待っていました。そんな声をぶつけてみると・・・
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