セ・リーグは阪神が18年ぶりのリーグ優勝、パ・リーグはオリックスがリーグ3連覇を果たした2023シーズン。セ・パともに王者がクライマックスシリーズも勝ち上がり、日本シリーズへ進出。史上2度目の“関西シリーズ”となった頂上決戦では4勝3敗で阪神がオリックスを退け、38年ぶり2度目の日本一に輝いた。色褪せない激闘の記憶──。セ・パ12球団の2023年の軌跡を振り返っていこう。 【シーズン成績】143試合56勝82敗5分勝率.406 開幕戦は5年ぶり2度目の開幕投手となった
小笠原慎之介が145球の熱投。チームも逆転勝利で最高のスタートを切ったが、そこから4連敗と借金生活に突入。開幕10試合を3勝7敗とスタートダッシュに失敗し、最後まで借金を返済できず、2年連続最下位に終わった。開幕直前に昨年、最優秀中継ぎのタイトルを獲得した
ジャリエル・ロドリゲスが亡命し、開幕直後にはエース・
大野雄大が左肘の手術で戦線離脱。先発と中継ぎの柱が抜けた影響は大きく、出鼻をくじかれたことは否めない。
チーム打率.234、71本塁打、390得点はすべてリーグワースト。1試合平均2.73得点の3点未満は、12球団でも
中日だけ。ここ数年の課題でもある得点力不足は今年も改善されないどころか、さらに悪化した。その原因は助っ人たちにある。四番にメジャー通算41本塁打の
アキーノを置き、勝負強さを誇る
アルモンテを3年ぶりに復帰させた。不動の四番だった
ビシエドを五番に置いて負担軽減を狙ったものの・・・
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