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2023プロ野球総決算号 侍ジャパン世界一奪還!

WBC戦士の2023【セ・リーグ編】

 

世界一奪還を果たして日本中を熱狂させたWBC戦士たちの多くは、シーズンに入ってもNPBを熱く燃え上がらせた。13人の選手たちをピックアップして、2023年の輝きを振り返っていこう。
写真=BBM
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岡本和真 キャリアハイでキング奪還


岡本和真[巨人/内野手]


 今季から主将の座を坂本勇人から受け継ぎ、その背中とバットでチームを鼓舞し続けた。WBCで世界一に貢献すると、「野球が楽しかった」と経験を糧にシーズンでも躍動。41本塁打で2年ぶりに本塁打王の座を奪還した。本塁打量産のカギのひとつは打球方向。広角に飛ばせることが強みだったが、今季は左翼へ29本、左中間へ6本と左方向への本塁打が激増。打球の鋭さはさらに増した。キングへの過程で通算200本塁打、6年連続30本塁打も悠々とクリア。8月には史上初となる6戦9発の固め打ちという離れ業も見せ、本塁打王の座をグッと引き寄せた。それでも主将としてV逸の責任は誰よりも感じているはずだ。

PROFILE
おかもと・かずま●1996年6月30日生まれ。右投右打。186cm100kg。奈良県出身。智弁学園高[甲]-巨人15[1]=9年。

戸郷翔征 新たなジャイアンツのエース


 押しも押されもせぬ「ジャイアンツのエース」となったシーズンのきっかけの一つには、間違いなくWBCがあった。アメリカとの決勝でマイク・トラウトから三振を奪って「メジャーのトップ選手と対戦できるのは世界大会しかない」と声を弾ませたが、シーズンに向けては・・・

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