MLB史上初の2度目の満票でのMVP。日本人として初の本塁打王と世界のスーパースターとなった大谷翔平。9月はケガで離脱したが、3月のWBCから、日本中を熱狂させた。また、今季メジャーに挑戦した吉田正尚、千賀滉大も1年目でチームの中心投手になるほどの活躍を見せた。そのほかの日本人メジャーもそれぞれ復活を果たしたり、自己最高の成績を残すなど躍動。2023年の日本人メジャーたちの軌跡を追う。 写真=Getty Images ブルージェイズ・菊池雄星 ようやく輝き始めた先発左腕
【2023年成績】32試合11勝6敗、167.2回181振、防御率3.86、WHIP1.27 失いかけた信用を2ケタ勝利という形でしっかりつかみ取った。「一つ区切りというところで、5年目で初めてですからね。やっとというところはあります。うれしいですね」。昨季はブルージェイズに移籍し、大きな期待をかけられながら6勝7敗で途中から中継ぎへと配置転換となっていた。
オフに制球力アップのため、投球フォームを修正した。「捕手の方向へ真っすぐ前に出るようにしている。リリース前の腕の動きは自然と正しい位置に来る」とバランスを取る右腕の使い方をシンプルにしたことで・・・
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