常に野球を念頭に戦い続ける選手や首脳陣だからこそ“言葉”に深み、重みがある。ここでは2023年に生まれた言葉の中から、週刊ベースボールの各球団担当記者の心に刺さり、響いた言葉を挙げていこう。若手、ベテラン、指揮官、大物助っ人まで集まった。野球人はプレーで魅せるものだが、発する言葉も大きな意味を持ち大事にされている。だからこそ人々の心に響くのだ。 写真=BBM 【Part.2】はこちら ソフトバンク・和田毅
「『このボーナスステージがどこまで続いているのかな』っていう楽しみもある」 今年もシーズン中にお話を聞くことができました。インタビュー取材ができるのも、活躍があってこそ。プロ入り21年目のシーズンも先発ローテーションの一角を担っていたベテラン左腕は、インタビュー中、何度も「楽しい」を連呼。入団当時、「40歳まで現役で」を目指していた和田投手にとって、40歳を超えた今は「ゲームで言ったら、ボーナスステージ的な(笑)」。その中でさまざまな面において、楽しみを見いだしながら自分を高めていっているのです。本当に野球が大好きなのだなと痛感しました。まだまだボーナスステージは続いていくことでしょう。(R)
阪神・森下翔太
「大山さんが打てずに負けても、納得します。全員がそう思っています」 オリックスとの日本シリーズ第3戦でのことでした。4対5と1点差の9回裏、二死一、二塁と一打同点の場面で打席には四番・
大山悠輔選手。しかし、最後は空振り三振に倒れ、試合に敗れます。その試合後に、大山選手の前を打つ三番として出場していた森下選手が話した言葉です。実は、
近本光司選手もリーグ優勝時のインタビューで同じことを口にしていました。森下選手の言葉を聞いた大山選手は・・・
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