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外野を守る際、長時間の試合で集中力を保つ方法は?/元西武・平野謙に聞く

 

読者からの質問にプロフェッショナルが答える「ベースボールゼミナール」。今回は外野守備編。回答者はゴールデン・グラブ賞に9度輝いた名手、元西武ほかの平野謙氏だ。

Q.WBCを観戦していて侍ジャパンの熱戦に興奮しましたが、試合時間の長さが気になりました。外野を守る際、長時間の試合で集中力を保つ方法はありますか?(東京都・30歳)

長時間の戦いには、リラックスしている時間も必要となる[写真は中日岡林勇希]


A.最低1つは集中するスイッチを用意しよう。オンとオフがあるからこそ集中が生まれる。

 私も試合時間の長さは気になりました。19時スタートのゲームが23時を平気で回っていましたからね。プレーの中では投手よりも打者の間が長かった印象です。1球ごとに打席を外し、バッティンググラブを直すなど、かなり時間を要していました。私も長いほうだったので人のことは言えませんがね(笑)。

 さて、今回は集中力ですか。外野守備はほかのポジションよりも1つのミスが得点に直結してしまう側面があります。横にそらしても1点、後ろにやっても1点とその責任は重大。だからこそ打球が飛んできた際に集中していなければなりません。4時間超えゲームなどアマチュア野球ではありえないことですが、2時間を超えることはあるでしょう。そのあいだずっと集中し続けることができるという人もいるにはいるのでしょうが……いや無理か(笑)。

 大事なのは・・・

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