週刊ベースボールONLINE

ベースボールゼミナール

プロ野球の投手コーチが考える理想のエース像とは?/元ヤクルト・荒木大輔に聞く

 

読者からの質問にプロフェッショナルが答える「ベースボールゼミナール」。今回は投手編。回答者は高校時代に甲子園で名を馳せ、プロ野球でもヤクルトで活躍、さらに西武、ヤクルト、日本ハムでも指導者経験のある荒木大輔氏だ。

Q.荒木さんが考えるエース像はどういったものでしょうか。(山口県・匿名希望・44歳)

荒木氏が西武投手コーチを務めていたとき、数字的に松坂が上だったが西口の存在は大きかった[写真=BBM]


A.負けられない試合で勝つ、圧倒的な成績も必要だがチームに安心感をもたらす“存在感”を持つ投手

 私が考えるエース像は“存在感”がある投手でしょうか。例えば西武投手コーチを務めていた2004年。このときはシーズン2位でプレーオフを勝ち抜き、日本シリーズに進み、頂上決戦で中日を下して日本一に輝きました。シーズンでは松坂大輔投手が開幕投手を務め、アテネ五輪の日本代表に選ばれた関係で10勝に終わりましたが、防御率2.90でタイトルを獲得。10完投もリーグ1位の成績でした。素晴らしい成績で、数字だけを見れば松坂投手がエースでしょう。松坂投手を中心に先発ローテーションを組んでいましたが、それでも・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

ベースボールゼミナール

ベースボールゼミナール

野球の打者、走者、投手、守備などの技術について読者からの質問に元プロ野球選手が答えるコラム

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング