ルーキーイヤーの躍動と挫折を経て迎えた2年目。73試合出場でつかんだ手応えと、なお拭えぬ課題。侍ジャパンでの経験も糧にショートの定位置を見据える。「まずは守備で信頼を」。143試合出場を掲げ、進化のシーズンに挑む。 取材・構成=早川大介 写真=榎本郁也、高原由佳、井田伸輔、横山健太 2024年のルーキーイヤーはオープン戦から好調で、12球団の新人で第1号本塁打を放つと開幕一軍をつかみ取り、初打席初安打も記録した。しかし、その好調は長く続かず、5月上旬に登録抹消。以降は二軍暮らしとなった。その反省を踏まえて臨んだ25年シーズン。シーズン終盤には遊撃のポジションをつかんだようにさえ見えた。その座を確実なものにすべく、新シーズンに挑む。 ――昨年2025年を振り返ってみて、石上選手にとってどんなシーズンになったと思いますか。
石上 本当にあれだけ試合に出場させてもらって、1年目とはまた違うシーズンだったなと、すごくいい経験ができたなって思います。
――73試合に出場して打率.241という成績でした。数字的なところはどう感じていますか。
石上 一昨年よりは明らかにいい数字になりましたが、ただ、そこに満足することなく、それに誇れるような数字でもないので、また今年はもっといい数字が残せるようにと思っています。
――1年目から比べて出場数を伸ばせた理由というのは、ご自身ではどう感じていますか。
石上 1年目は何も分からないままやってきて、要領というか、1年間試合があるという気持ちの面だったり、また準備の仕方だったりは変わってきたと思います。そういうところが良かったかなと自分では感じています。
――もちろん技術面なども含めて、いろいろな部分で成長しているところはあると思いますが、準備する大切さが一番大きいと。
石上 そうですね。1年目は1試合1試合に一喜一憂ではないですけど、浮き沈みがあったんです。だけど、準備をするということを含めて、2年目からはその浮き沈みが少なくなってきたな、ということはあると思います。
―― 一喜一憂しなくなったのは試合に出場することに慣れたということなのか、それともそうならないために心掛けていたことがあったのでしょうか。
石上 心掛けていたということも特にはないのですが、まあ、頑張って切り替えるようにしていました。
――試合出場を増やしていった中で、逆に試合に出たからこそ感じられる課題というのもあったのではないでしょうか。
石上 課題と言われると、バッティングもそうですけど、守備でももっとレベルアップできたはずというか、もっとできることはあったなと思います。それは・・・
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