
93年、首位打者に輝いた筆者だったが、胸を張れない気持ちもあった!?[写真=BBM]
今週号は1年間のプロ野球の記録をまとめた「記録集計号」です。プロ野球選手と記録は切っても切れない関係です。選手は数字で評価されます。ただ、私は現役時代、そこまで数字に対して意識したことはなかったです。当時、メディアの皆さんからシーズン前に目標とする成績は? と聞かれても明確な数字を挙げることもなく、「数多く出塁し、数多くホームベースを踏むこと」と答えていました。
黄金時代の
西武では主に一番、九番の打順を任されていました。それは出塁することだけではなく、次につなぐ打撃や走者をかえす打撃もあり、チームとしてさまざまなサインがコーチから出ていました。とは言っても、当時の西武には
秋山幸二氏、
清原和博氏、
デストラーデといった球史に残る長距離砲がクリーンアップに座っていました。彼らの前に走者をためれば得点につながり、勝利も近づくので、とにかく数多く出塁し、数多くホームベースを踏みたかったのです。
ところで・・・
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