
辻氏[左]、株式会社ヒルマ・鈴木社長[写真=長尾亜紀]
──今回はコラム特別版として、辻さんがアンバサダーを務める株式会社ヒルマの
鈴木哲哉取締役社長との対談をお届けします。まずは鈴木社長、御社の概要をご説明いただきますでしょうか。
鈴木 親会社は主に幼児を対象にした絵本や教材教具に精通した「ひかりのくに株式会社」です。グループ会社のヒルマでは主に次のステップとなる小学生、中学生の子どもたちに教材教具や運動用備品を多数取り扱って販売しています。グループで幅広い年齢の子どもたちに年齢に応じたスムーズな学びと運動環境の場が次につながるように提供しています。
──辻さんにアンバサダー就任を打診した理由は?
鈴木 小学生になるといろいろなスポーツに興味を持つ時期で、基礎的な体幹が鍛えられていると、その後、水泳でもテニス、野球、サッカーとどんなスポーツでもうまく対応でき、技術を吸収しやすい体になると思っています。特にヒルマでは今年から日本にはない、優れた良い運動関連商品を海外から輸入して、全国の子どもたちに広めていきたいと取り組み始めました。まだまだ知名度も低い小さな会社ですので、スポーツ界で大活躍された有名な方のご支援をいただきたいと思いました。辻さんは現役時代から体づくりを意識して維持されているので、30代半ばで首位打者も獲得されました。その職人たる動きは今も強く心に残っています。引退されても指導者としてその役割を果たし、結果も出されています。今もしっかりと体づくりを意識されて、日々の運動に取り組まれ、野球指導もされて、能登の被災地の子どもたちへ激励訪問も精力的にされている。まさにヒルマが目指す子どもたちが楽しんで、スポーツをする環境づくりのビジョンと一致しましたので、ぜひに、とお願いしました。
辻 私たちが子どものころは缶蹴りやかくれんぼなど、いろいろな遊びを外でやりました。グラウンドがなくても、稲刈りあとの田んぼで野球遊びもしました。稲刈りあとですから、足元はガタガタ。歩くだけでもバランスを取ろうとします。木登りや川遊びなど不安定な場所でさまざまな遊びをする中で体幹を鍛えていったと思います。今の環境ではそういったことは難しいですよね。子どもの体力が低下しているというニュースやデータもよく目にします・・・
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